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マダニは、春から秋にかけて活動が活発になります。この時期は人も農作業やレジャーなど野外での活動が多くなることから、マダニが媒介する感染症(重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や日本紅斑熱など)のリスクが高まります。2025年8月1日現在、福島県内で患者発生の報告はありませんが、徐々に患者発生が確認された地域が広がっており、注意が必要です。
また、東アジアや東南アジアでの流行が示唆されており、海外での感染機会にも注意してください。
ペットにマダニが寄生することがありますので、ペットの健康状態にも気をつけましょう。
マダニに「かまれないようにする」ことが予防策になります。
【外出前の準備】
○肌の露出を少なくする
・長袖、長ズボンを着用する、タオルを首に巻く
・シャツやズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる
・足を完全に覆う靴を履く(サンダルは避ける)
○明るい色の服を着る(マダニを目視で確認しやすくする)
○虫よけ剤を使用する(効果の持続時間が限られるため、こまめにスプレーする)
【帰宅後の確認】
○活動後の上着や作業服は家の中に持ち込まないようにする
○外で活動した後は入浴し、ダニにかまれていないか確認する
※特にわきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭(髪の毛の中)などに注意!
○吸血中のマダニを見つけた場合は、自分で取ろうとせず、できるだけ医療機関で処置する。
(無理に引き抜くことで、マダニの一部が皮膚内に残ってしまい化膿することがあります)
○マダニにかまれた後に、発熱などの症状が出現した場合は医療機関を受診する。
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