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“義経ゆかりの地”や“中尊寺ハスの株分け”など歴史・文化で交流を継続してきた「岩手県平泉町」と「福島県国見町」が9月23日に「歴史文化交流協定」を締結しました。

前列左から「高橋拓生平泉町議会議長」、「青木幸保平泉町長」、「村上利通国見町長」、「山崎健吉国見町議会議長」
後列左から「吉野新平平泉町教育長」、「鈴木伴承国見町副町長」、「石幡良子国見町教育長」
同9月23日には第29回義経まつりが開催されました。
左から静御前役の俳優「優希美青さん」、「青木幸保平泉町長」、「村上利通国見町長」、義経公役の俳優「溝端淳平さん」
(1)福島県国見町
国見町は福島県の最北端に位置し、宮城県との県境にある町です。
町の主な基幹産業は、農業で、米や年間を通した果物栽培が盛んです。
町のシンボル“阿津賀志山”周辺は、源頼朝率いる鎌倉軍と平泉藤原氏が戦った奥州合戦の地となりました。平泉藤原氏が築いた防御施設「阿津賀志山防塁」は日本三大防塁の一つとして国史跡に指定されています。激戦が繰り広げられた山のふもとには、現在遺跡とともに田畑が広がり、季節ごとに変化する景色が魅力です。
(2)岩手県平泉町
岩手県平泉町は、2011年(平成23年)に「平泉-仏国土[浄土]を表す建築・庭園及び考古学遺跡群-」が世界遺産に登録されるなど歴史と文化の薫る町です。
中尊寺金色堂や毛越寺をはじめとする平安時代の仏教遺産が今なお大切に守られ、町全体が歴史的な美しい景観に包まれています。北上川や豊かな田園が広がる穏やかな自然環境も魅力です。
また、町がコンパクトで移動しやすく、温かい地域のつながりや生活のしやすさといった暮らしやすさの良さが魅力です。
平泉町と国見町は、平安時代末期から鎌倉時代にかけての日本の歴史において、非常に深い結びつきを持っています。両町を繋ぐ最も大きな歴史的出来事は、源頼朝率いる鎌倉幕府軍と、平泉藤原氏が率いる奥州軍が戦った1189年(文治5年)の奥州合戦です。平泉4代当主・藤原泰衡の命により、鎌倉幕府軍の侵攻を食い止めるため、国見町にある阿津賀志山のふもとに、約3.2キロメートルにも及ぶ巨大な防塁(二重の堀と三重の土塁)を築きました。この防塁は「平泉」と東北の平和を守るための防衛線でした。また、源義経と武蔵坊弁慶にまつわる伝説なども数多く残されており、義経を通じた歴史的ストーリーでも両町はつながりを持っています。
このように、平泉町と国見町は、平泉藤原氏、さらに源義経にまつわる伝説などの縁を歴史的背景に持ち、今日まで中尊寺ハスの株分けや児童・生徒による教育文化交流、さらに両町の特産品などの物産販売など相互交流を積み重ねてきました。これからも互いの歴史文化を学び、地域への愛着と誇りを育み、未来に向けてより一層の交流を深めていきます。
(1)歴史交流
〇 義経ゆかりの地
ア)「藤原まつり(5月3日平泉町)」の“源義経公東下り行列”に国見町長を例年招待
イ)「義経まつり(9月23日国見町)」の“義経公行列”に平泉町長を例年招待
〇 中尊寺ハス
ア)H21.4 中尊寺が国見町に中尊寺ハスを株分けし、桶での栽培を開始
イ)H23.4 阿津賀志山防塁に隣接する休耕田3aに有志等によって、中尊寺ハスが移植され、育成・保全活動が本格的に開 始
ウ)H30.9 ハス池と阿津賀志山防塁を一体的に整備する基本計画を国見町が策定
エ)R3.5 「一般社団法人 二重堀サポートネットワーク」が設立
オ)R3.7 「あつかし千年公園」が開園(42aの蓮池が広がる公園)
【中尊寺ハスとは】
〇 「中尊寺ハス」は、世界遺産「中尊寺金色堂」に由来する古代ハスです。
〇 1950年(昭和25年)に行われた金色堂の学術調査の際、平泉藤原氏の4代当主・藤原泰衡(やすひら)公の首桶(お け)の中から、当時(約800年前)のハスの種約80粒が発見されました。
〇 学術調査後に、長島時子氏(恵泉女学園短期大学教授)の研究成果によって、1998年(平成10年)ついに開花すること ができました。中尊寺と縁のある各地を中心に、東日本大震災後には鎮魂の願いも込められ各地に株分けされており、福 島県内では、国見町のほか白水阿弥陀堂(いわき市)・龍興寺(会津美里町)で栽培されています。
〇 例年、7月上旬から8月下旬まで、“濃いピンクで大輪の花を咲かせる”のが特徴です。
【中尊寺ハスが株分けされた背景】
〇 歴史的な結びつき(平泉藤原氏ゆかりの地)
・ 国見町には国史跡「阿津賀志山防塁」があります。これは源頼朝による侵攻から東北を守るために平泉藤原氏(藤原 泰衡)が築いた防塁であり、平泉町と国見町は平泉藤原氏をめぐる歴史的な深いつながりを持っています。
〇 歴史・観光資源としての活用と地域振興
・ 阿津賀志山防塁などの歴史的資産を広く知ってもらい、地域の活性化や観光振興につなげるシンボルとして、中尊寺 ハスの栽培が開始されました。
〇 震災後における鎮魂と復興の願い
・ 東日本大震災(2011年)以降は、犠牲者への鎮魂と、地域の復興・未来への希望のシンボルとしても大切に育てられ てきました。
(2)教育文化交流 ※小中学生同士の交流
〇 「水かけ神輿(7/下旬に平泉で開催)」に国見町の小中学生が参加
〇 「ひらいずみ遺産塾(平泉町、一関市、奥州市などの小中学生)」が国見町に来町し、阿津賀志山防塁等を見学
(3)災害復旧支援
〇 令和3年2月13日と令和4年3月16日に2年連続で震度6強の地震に見舞われた国見町に対し、令和4年4月に平泉町が2週間 にわたり応援職員(2人/1日)を派遣
(4)物産販売交流
〇 くにみ産業祭、道の駅くにみ大交流フェスタ等(平泉町が国見町でPR販売)
〇 第50回産業まつり、道の駅平泉で桃PR販売(国見町が平泉町でPR販売)
岩手県平泉町と福島県国見町は、共に長い歴史を有し、豊かな自然や多くの歴史的・文化的遺産が現代へと受け継がれています。
歴史上の関わりも深く、多くの魅力を有する両町が、歴史・文化面を中心とした交流を推進することで、関係人口の増加を図りながら文化振興、さらに地域活性化に貢献することで持続可能なまちづくりを目指すことを目的として、令和8年9月23日に国見町で開催された“第29回義経まつり”で「歴史文化交流協定」を締結しました。
(1)歴史を活かした町PR交流事業
・ 両町の公共施設「平泉文化遺産センター(平泉町)」と「あつかし歴史館(国見町)」で「絵画コンクール入賞作 品」「歴史資料」「パネル」などを相互展示
(2)文化財調査成果に関する相互交流事業
・ 両町の発掘調査成果等に関する報告会や講演会の相互開催
(3)伝統芸能の継承に向けた交流事業
・ 伝統芸能活動などの相互公演
(4)文化遺産等に関わる子どもたちの交流事業
・ 子どもたちを中心とする交流事業の開催
(5)特産品販売等の交流事業
・ 両町の特産品を道の駅等で相互販売
(6)その他必要な事業
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項目 |
平 泉 町 |
国 見 町 |
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人口(2025) オープンデータより |
総人口 6,734人 年少人口 9月4日% 生産年齢人口 48.9% 高齢化率 41.7% |
総人口 8,095人 年少人口 7月3日% 生産年齢人口 49.2% 高齢化率 43.5% |
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面積 |
63.39 k平方メートル |
37.95 k平方メートル |
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R8一般会計 当初予算額 |
54.44億円 |
66.50億円 |
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花鳥木 |
花「さくら」 鳥「うぐいす」 木「すぎ」 |
花「モモ」 鳥「ウグイス」」 木「アカマツ」 |
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特産品 |
秀衡塗、大文字りんご、黄金メロン、 岩手南牛、ワイン、平泉三代みそ他 |
もも、プラム、あんず、さくらんぼ、 あんぽ柿、国見バーガー、マーマレード他 |
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