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くにみの昔話

せを向けて葬式手伝う嫁は幽霊 これは、石母田いしもだいたはなし・・・。

 すこしむかし、あるいえでおよめさんがくなり、そのお葬式そうしき大勢おおぜいひとあつまったそうです。すると、そのいえのおしゅうとめさんがてきて、ああしてしい、こうしてしいと注文ちゅうもんをつけました。あつまったひとたちは「なんとしたもんだ」とおもいながらもはたらはじめました。
  いつのにか人々ひとびとじって、ながしのところ後ろ向うしろむきにっているひとがいます。それがどうてもくなったはずのおよめさん・・・。さあ、いたひとはぞっとして、すぐにはこえせません。やっとこえをしぼりして「およめさんの幽霊ゆうれいたぁ、幽霊ゆうれいだぁ」と悲鳴ひめいをあげると、だいさわぎになりました。
  ところで、その悲鳴ひめい聞き付ききつけてんできたのがおしゅうとめさん。幽霊ゆうれい後ろ姿うしろすがた一目ひとめるなり、ぐっとをむき、「こらっ、なん姿すがたあらわしたっ。だれにうらみがあるんだっ」と怒鳴どなりました。すると、幽霊ゆうれい姿すがた見る間みるまうすれ、ぽわんとえてしまったとさ。

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